「Windows 10 Technical Preview」をUSBメモリからインストールして使用する

「Windows 10 Technical Preview」をUSBメモリからインストールして使用する方法です。

　本体のダウンロード方法、既存の環境を上書きしないようにハードディスクやSSD上に新しいパーティションを作る方法、インストール用USBメモリの作成とそこからのインストール方法、アンインストール方法について書いています。

2015/1/25…「「Windows 10 Technical Preview」のダウンロード」を更新

「Windows 10 Technical Preview」について

Windows 10とは、MicrosoftのOSである「Windows 8.1」の後継となるOSです。
　そしてWindows 10の正式リリース前に、その機能やソフト・機器の互換性を確認するために提供されたのが「Windows 10 Technical Preview」です。
　これは、誰でも無料でインストールすることができ、2015年10月1日まで使用することができます。
　「Windows 10 Technical Preview」は現在、英語・英語（英国）・簡体字中国語・ポルトガル語（ブラジル）の4言語向けにそれぞれ32ビット・64ビット版が提供されています。

～2015/1/25追記～
　新たに日本語などが追加されました。

システム要件

　基本的に、Windows Vista / 7 / 8 /8.1が動作する環境であれば導入することが出来ます。

プロセッサ
　1GHzか、それより高速なもの
RAM
　1GB（32ビット版） / 2GB（64ビット版）以上
HDD
　16GB以上の空き容量
グラフィックカード
　Microsoft DirectX 9が利用可能なデバイスとドライバ
Microsoft Accountとインターネット接続
※Microsoft Accountは無くても問題ありません。

※詳細はこちらのページを参照して下さい。

「Windows 10 Technical Preview」の導入

　本体（.iso）をダウンロードし、新しいパーティションを作成します。

　また、通常は本体（.iso）をDVDに焼いてインストールしますが、今回はUSBメモリに書き込んでそこからインストールします。
　この方法ならば、既存の領域を上書きしないため、インストール・アンインストールが簡単に行えます。
　全体の流れは以下の通りです。

「Windows 10 Technical Preview」のダウンロード

こちらのページにアクセスし、「Get Started」をクリックする。
Microsoftアカウント（Outlook/Windows Live/Hotmailアカウントでも可）の入力を求められるので、入力して「Sign in」をクリックする。
※既にサインインしている場合は、この画面は表示されません。アカウントを持っていない場合は下の「Sign up now」から作成して下さい。
「登録」画面が表示されるので、下にスクロールして「本契約の条項に同意する(必須)」にチェックを入れ、「送信」をクリックする。

下にスクロール

「本契約の条項に同意する(必須)」にチェック
「Welcome to the program, Insider」画面が表示されるので、「Continue」をクリックする。
「Before you install」画面が表示されるので、下にスクロールして「Get the preview」をクリックする。

下にスクロール

「Get the preview」をクリック
「Download Windows 10 Technical Preview」画面が表示されるので、「download the ISO files」をクリックする。
「Download Windows 10 Technical Preview ISO」画面が表示されるので、下にスクロールする。
「Download links」が表示されているので、「Japanese」をクリックし、導入したいバージョンの「Download」をクリックする。
※末尾「x64」が64ビット版、「x86」が32ビット版です。

「Japanese」をクリック

導入したいバージョンの「Download」をクリック
わかりやすい場所にダウンロードする。
※CやDドライブ直下をおすすめします。

インストール先パーティションの作成

　そのまま導入してしまうと、既存のOSが上書きされてしまい、元に戻すことが出来ません。

　そこで、容量に余裕のあるパーティーションを縮小し、新しくインストール先のパーティションを作成します。

「スタート」ボタンをクリックして「コンピューター」を右クリックし、「管理(G)」をクリックする。
「記憶域」をダブルクリックする。
「ディスクの管理(ローカル)」をダブルクリックする。
縮小したいパーティーションを右クリックし、「ボリュームの縮小(H)...」をクリックする。
※十分な大きさがあるパーティーションにしてください。
「（選択したドライブ文字）: の縮小」という画面が表示されるので、「縮小する領域のサイズ (MB)(E):」（＝作成するパーティーションのサイズ）を設定し、「縮小(S)」をクリックする。
※通常はサイズを変更せずそのまま縮小して下さい。
縮小が始まるので、しばらく待つ。
※かなり時間がかかる場合があります。
「未割り当て」（縮小して確保した領域）を右クリックし、「新しいシンプルボリューム(I)...」をクリックする。
「新しいシンプルボリュームウィザード」が表示されるので、「次へ(N) >」をクリックする。
サイズを聞かれるので、そのまま「次へ(N) >」をクリックする。
適当なドライブ文字が割り当てられるので、そのまま「次へ(N) >」をクリックする。
フォーマット設定を聞かれるので、そのまま「次へ(N) >」をクリックする。
「完了」をクリックする。
新しいパーティションが作られたことを確認する。

本体ファイル（.iso）のUSBメモリへの書き込み

　「Windows 7 USB/DVD Download Tool」というツールを使用してUSBメモリへの書き込みます。

空いているUSBメモリ（容量4.5GB以上）をPCに接続する。
こちらのページにアクセスし、「Windows 7 USB/DVD Download Tool」をクリックする。
ページ右上の「download」をクリックし、「Windows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-en-US.exe」をダウンロードしてインストールする。
「Windows 7 USB DVD Download Tool」を起動する。
「Browse」をクリックし、ダウンロードした本体ファイルを選択して、「Next」をクリックする。
「USB device」をクリックする。
本体ファイル（.iso）を書き込みたいUSBメモリを選択し、「Begin copying」をクリックする。
※書き込み先のUSBメモリの内容は全て消去されます！注意して下さい！
「Erase USB Device」をクリックする。
「はい(Y)」をクリックする。
書き込みが終わるまでしばらく待つ。

「Windows 10 Technical Preview」のインストール

本体ファイル（.iso）を書き込んだUSBメモリをPCに接続する。
※これ以外のUSBメモリは接続しないで下さい。
PCの電源を切る。
PCの起動画面で「F7キーを連打」し、起動デバイス選択画面を表示させる。
※PCやマザーボードメーカーによりキーが異なる場合があります。その場合は、「F5」キーなど他のファンクションキーで試してみてください。
起動デバイスとしてUSBを選択し、起動させる。
セットアップ画面が表示されるまでしばらく待つ。
セットアップ画面が表示されたら、「Time and currency format:」をクリックして「Japanese (Japan)」を選択し、「Keyboard Type:」をクリックして「Japanese Keyboard (106/109 Key)」を選択、「Next」をクリックする。
「Install Now」をクリックする。
「I accept the license terms」にチェックを入れ、「Next」をクリックする。
「Custom: Install Windows only (advanced)」をクリックする。
先ほど作成したパーティションをクリックし、「Format」をクリックする。
※間違ったパーティションを選択しないように注意して下さい！データが全て削除されます！
「OK」をクリックして、フォーマットする。
先ほど作成したパーティションが選択されていることを確認し、「Next」をクリックする。
インストールが終わるまでしばらく待つ。
インストールが終わると自動的に再起動され、下の画像のような画面が表示されるのでしばらく待つ。
「Windows Technical Preview」をクリックする。
※そのまま放置していると自動的に「Windows 10 Technical Preview」が起動します。また、「Change defaults or choose other options」でデフォルトで起動させるOSを設定可能です。
「Use express settings」をクリックする。
※「Customize」をクリックすると、細かい設定が可能です。
Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し、「Next」をクリックする。
※「Don't have an account?」からスキップすることも可能です。
「Next」をクリックする。
セットアップが終わるまでしばらく待つ。
デスクトップ画面が表示される。